パチンコで安定的に勝つためには自分がこれから打つ台の値段を把握する必要があります。
パチプロを含めた上級でも台を見て釘が開いていることはわかってもその台が実際にいくらなのかまではわかりません。
そのため、実戦中は常にメモを取り、台の値段(期待値)を計算する必要があります。
今回は実戦するパチンコ台の期待値と仕事量を計算するために必要な情報を集める「メモの取り方」をお教えします。
期待値の計算方法の詳細は「パチンコの期待値と仕事量の違いと計算方法」を参考にしてください。
メモの内容はぜひ当サイトオリジナルの期待値計算ツールで期待値の算出に役立ててください。
管理人が実際に実戦中に取ったメモ
この画像は管理人が実戦中に実際に残したメモのスクリーンショットです。
内容を「1.実戦前メモ」「2.実戦中メモ」「3.実戦後まとめ」の3つに分けて説明していきます。
実戦前のメモ
先に言っておきますが、管理人のメモで「st」となっているのは「時短」や「確変」のゲーム数ではなく通常時の回転数のメモがスタート(start)するの略で「st」となっています。
それではまず、上の画像の「1.実戦前メモ」の部分から説明していきます。
実戦前は下記の項目を打ちはじめる前にメモしておきましょう。台に座ったら忘れずにメモする習慣にしましょう。
- 店舗名
- 機種名
- 台番
- 台の個体番号
- この台を打って感じたことなど
- 実戦開始前のゲーム数
1〜2「店舗名」「機種名」
まず、1と2をメモすることにより「どこで」「何を打ったのか」がわかるようになります。
この2つの情報は他の店で同じ機種を打った際に店ごとの比較に使用することができます。
3「台番」
3の台番のメモは店内で同一を打つ際の比較に使います。同じ島の同じ機種でも、微妙な調整の違いにより獲得玉数に差がある場合があります。
4「個体番号」
4の個体番号とは各台ごとの固有の番号を指し、同じ機種でも必ず違う番号になっています。
この個体番号をメモしておけば新装開店などで台が移動した場合でも今まで貯めた台ごとのデータが無駄になりません。
個体番号は台の隅っこに貼られているシールに記載されています。
5「この台を打って感じたこと」
例えば「スルー悪」や「電横悪」「ハンドル壊れ」などとメモを残しておきましょう。
6「実戦開始前のゲーム数」
この「実戦開始前のゲーム数」を残しておかないと自分が何回転回したかわからなくなってしまいますよね。
はじめはメモし忘れてしまうかもしれませんが、毎回やっているうちに習慣になります。
その他のメモ
その他にも「打ち始めた時間」をメモしておけば時給の計算や各台の1時間あたりの平均回転数の算出に役立ちます。
実戦中のメモ
続いて、実戦中のメモでは下記の項目をメモする必要があります。
- 大当たりしたゲーム数
- 大当たりのラウンド数
- 右打ちが終わり、再度左打ち(通常時)が始まる回転数
とりあえずは、これらの数値が自分でわかるようにメモしてあれば大丈夫です。
管理人のメモを解説
上の画像では管理人のメモの内容がわかりにくいので一部ですが解説を入れてみました。
st27←実戦前のメモにある、打ち始めの回転数
140当−113←140回転で大当たりを引いた。スタートの27回転からここまで113回転
13−←獲得したラウンド数は13Rを1回
st100←改めて通常時の打ち始め回転数
184−84/10k197←184で1万円使った。初当りの113回転と84回転を足し、1万円で197回転。
406当−222←406回転で当たりを引いた。1万使った184からは222回転。
16−16=32/45←ラウンド数は16Rが2回で32R。初当たりの13Rと足して計45R。
st161←再度通常時スタート回転数
232当−71←232回転で大当たり。スタートの161回転から71回転。
16×4=64/109←ラウンドは16Rが4回なので今回の当たりで64R獲得。合計109R
大当たりラウンド数のあとにある「=◯◯」や「/◯◯」にある合計ラウンド数は右打ち終了後に入力したものです。
右打ち中は13−16−16−16−のように引いたラウンド数だけ素早くメモしておきましょう。
なぜわかりにくいようなメモをするのか?
管理人に限らず、メモを取りながらパチンコを打っている方のメモは自分にしかわからないようなメモが多い傾向にあります。
なぜそのようなメモになってしまうかというと、「時間がない」からに他なりません。
時短中や確変中は止め打ちに集中しているためメモをする余裕はなく、それに加えて確変中であれば止め打ちの最中に大当たりが連打します。
そのため、メモできるタイミングはほんの一瞬となります。自分だけがわかれば良いわけですから一瞬で入力できる記号などを多用し、少ない時間でもメモを取れるように工夫しているのです。
ちなみに管理人の場合は獲得ラウンドを「−」で区切るようにしています。
そして、恐らくですが、管理人のメモはかなりわかりやすい部類に入ると思います。
以前知り合いの専業にメモを見せてもらったことがありますが、¥や%や#などが入り乱れて暗号のようになっていました。笑
大当たりを引いた場合に残っているヘソ保留のメモの仕方
通常時に大当たりを引き通常保留が残っている場合、大当たりを引いた段階のメモでは回転数に含めません。
なぜ含めないのかというと、打ち手のレベルや釘の良し悪しにより右打ち中に増えたり減ったりするからです。
大当たりした時点で通常保留が残っていてもスルーの通りが悪いなどの理由により、時短もしくは確変中にヘソ保留を消化してしまうと通常時に戻った時に通常時の抽選は受けれません。
逆に、「パチンコ勝ち組が絶対にやってる差がつく小技4選!」にある、「電サポ中のヘソ溜め」などの技術介入を使えば、大当たりした時点で通常保留が0個でも左打ちにした時に最大保留でスタートすることも可能です。
右打ちが終わり左打ちに戻した時に通常保留が0個の人と最大で始める人でさがつかないのはおかしいですよね?
右打ち終了後に残っている電柱保留は通常時の回転数に含めるのか?
先の説明にある通り、打ち手のレベルや釘の良し悪しにより右打ち終了後に残っている通常保留の数が変化するのと同様に電柱保留の数も変化します。
台から「左打ちに戻してください。」と音が流れる前に打ち出しを止めてしまう人の場合、残っている電柱保留の数が少ないこともあるでしょう。これらは当然、期待値に反映させる必要があります。
ですので牙狼〜魔戒の花〜を例にした場合ですと、右打ち終了後の通常スタート回転数は必ず100回転、もしくは161回転になります。
これら2つの残り保留も甘デジなどを丸1日打った場合などではかなりの差が生まれます。しっかり覚えておきましょう。
実戦後のまとめ
実戦後のメモはその台での実戦結果の総まとめです。実戦後は店員が流した獲得玉数をメモしておきます。実戦中に一度出玉を流して獲得出玉の計算を行う場合も同じです。
そして、実戦結果は次同じ店舗で打つ機会があった時のことも考え、一目見てわかるように計算してまとめておきましょう。
管理人のメモを解説
トータル
100k/1856/18.56←総投資が10万円投資で1856回転の通常時を消化し、1kあたり18.56回転。
247R←全ての大当たりラウンド数を足した数が247R。
回収33762玉←合計の獲得玉数は33762玉
13R1776玉←期待値の計算に使う13Rあたりの出玉。計算式は33762÷247×13=1776
期待値の計算に使う獲得出玉の計算は必ず行う!
基本的にはパチンコ屋がイベントなどで釘を動かす際にいじるのは「ヘソ釘(命釘)」のみです。
そのため左打ちの回転数はその都度変化しますが、右打ちで得られる獲得玉数は滅多に変わりません。
このため同じ機種でも獲得玉数が多く取れる台を見つければ、右を叩かれるまでずっと同じ獲得玉数になります。(その日の体調により若干左右されることもある。)
なので、最後の総まとめでは必ず期待値を計算するときに使うラウンド数分の獲得出玉を計算し、残しておくようにしておきましょう。
パチンコで実戦中の台の状況が一目でわかるメモの取り方まとめ
はじめは取り忘れなども頻発し、「結局期待値の計算ができなかった…」なんてこともあるかもしれませんが、これも数をこなして行くうちに必ず慣れます。
とりあえずは1回だけでも期待値をしっかり計算できることを目指しましょう。
また、基本的にこれらのメモは人に見られるものでもないので、全ての情報をメモする必要はありません。
自分が必要だと思うものだけメモしておけば良いでしょう。