ボーダー越えでも実は期待値マイナスかも…
まず、パチンコの期待値の計算には「通常時の総回転数」「スペック(トータル確率)」「獲得出玉数」「千円あたりの回転数」などのデータを使って計算を行います。そのため、セミプロ以上の上級者は自分の遊技している台のこれら全てのデータを正確に把握しています。
「通常時の総回転数」と「スペック(トータル確率)」は初心者と上級者で差はありません。
そのため、遊技台の期待値を大きく変えるのは「千円あたりの回転数」と「獲得出玉数」です。
僕が普段パチンコを打っていて周りを見ると、回転数だけは多少気にして数えながら打っている人はいるものの「獲得出玉数」に関しては全く気にせず打っている方がほとんどのように思います。
しかし、実は「獲得出玉数」というのは「千円あたりの回転数」と同等、もしくはそれ以上に大事な要素なのです。
「ボーダー以上回っているから大丈夫だろう」と思っていても「獲得玉数」が少ないことにより実はマイナスの台を打たされているなんてこともザラです。
なので今回は獲得出玉でどれくらい期待値が変わるのかを例をあげてお話ししたいと思います。
例)牙狼〜魔戒の花〜
基本データ
まず、パチマガスロマガのデータを参考にしてみましょう。
【大当たり出玉(パチマガ表記)】
- 16R約1960個
- 15R約1840個
- 13R約1590個
【トータル確率】
- 1/102.9(13Rで計算)
【千円あたりのボーダーライン】
- 16.2
※電サポ中の増減はなし
「千円あたりの回転数」と「総回転数」を設定
今回は千円あたり「17回」に設定してみましょう。
これくらいの回転数なら弱イベントでもなどでも打てる機会のある回転数かと思います。
また、等価店でほぼ丸一日打ったことを想定して総回転数を「2100回転」に設定します。
打ちっぱなし時の玉数が分からない…笑
管理人は牙狼を打ちっぱなしで止め打ちせずに打ったことがないので一般のお客さんがどれくらいの出玉を取れているかわかりません。
しかし、電サポ中に玉を足している姿を目にすることからパチマガの表記以下であることは間違いないでしょう。パチマガの表記は「電サポ中の増減はなし」になっていますからね。
確か友人が1800代だと言っていたのを覚えていますので、今回は打ちっぱなしでの獲得出玉を16R1850個、13R1503個に設定して計算します。
ちなみに管理人の獲得出玉は16R2160個、13R1755個に設定して計算します。
もちろん両者とも店の調整次第で大きく上下します。管理人の場合、右が綺麗なお店だと16R2220個くらい取れる店もあります。
今回はあくまでも参考ということです。
期待値を計算してみた
早速それぞれの期待値を計算してみました!
【スロマガ表記】
約¥+6300
【一般客(想定)】
約¥−850
【管理人】
約¥+19800
なんとボーダーライン+1近くあるのにもかかわらず一般のお客さんはマイナスになってしまうんです!
逆に上級者は+2万円近くの期待値になり、十分な日当になります。
どうでしょう。想像以上の結果になったのではないでしょうか。
管理人と一般のお客さんでは大当たり6回で1箱差がつく!
期待値だと目に見えない分、実感がないかもしれませんが実際に箱の数で差がつくことがあります。
以前、管理人が朝から牙狼を打っていた際、隣のおじさんと同時に当たって両方15連ぴったりで終わったことがあります。
おじさんは右打ち中楽しそうに打ちっぱなしで打っている中、管理人は必死で止め打ちを行っていました。
15連が終わり振り返ると同じ箱に同じくらい玉を詰めているにもかかわらず丸々2箱の差がついていました。
当然ですよね。管理人とおじさんでは16R1回につき約310個もの差があるのですから15回当たれば4650個の差がつきます。
20回当たれば6200個、30回当たれば9300個と、当たれば当たるほど差がつきます。
ドヤ顔でふんぞり返ってタバコをふかしている場合ではありませんね。笑
簡易止めなら誰でも簡単にできる!
管理人のようにガツガツ捻り打ちをするにはそれなりの練習とコツが必要です。
しかし、電中の開放に合わせてストップボタンをポチポチ押すくらいの簡易止めなら誰でもすぐできるはずです。
下記の方法が「牙狼〜魔戒の花〜」の簡易止めの一般的な手順です。
- 電中2回目が開いたら止める。
- 電中3回目が閉まったら打ち出す。
- それぞれを繰り返す。
これで増やすことはできなくても減りを抑えることができます。是非試してみてください。
「表記出玉」「止め打ち手順」はスロマガから引用
「スロマガパチマガ」には期待値の計算方法に必要な各台ごとのトータル確率やボーダーライン、簡易止め手順などが公開されています。
管理人も5年近く愛用していて、今でもパチンコやスロットを打つときには欠かせないツールの一つとなっています。
管理人が「スロマガパチマガ」を実戦でどのように活用しているかは、「パチマガスロマガ」が初心者にもプロにも超おすすめな理由をご覧ください。