管理人は現在千葉県に住んでいるため非等価のパチンコ店ばかりではなく等価のお店も数多くあります。ただ、通っているお店の中に非等価のお店もいくつかあるのですが、ある非等価のお店(3円)に毎日のように来ている常連さんが帰りに毎回換金している姿を見て思わず「ちょっと待った!」と言いたくなっているのを堪えています。
なぜそう言いたくなるのか?実は非等価店で毎回全額換金しているとパチンコで負ける以上に大損している可能性があるからです。今回はパチンコの換金率の種類と非等価のパチンコ店との付き合い方についてご説明します。
パチンコの換金システムのおさらい
パチンコの大当たりをすると出玉が出てきますね。その出玉は景品カウンターにて景品に交換することができます。景品にはお菓子やタバコ、生活雑貨など多くの品揃えがありますが、多くの方はお菓子やタバコ、生活用品などの一般景品ではなく「特殊景品」と呼ばれる景品と交換します。それはなぜか?答えは簡単ですね。カウンターで受け取った特殊景品はパチンコ店の近くの景品交換所に持っていけばそれと引き換えに現金が受け取れるからです。
これがいわゆる三点交換と呼ばれるもので、本来であればギャンブル(賭博場)であるはずのパチンコ店がゲーセンと同じ「遊技場」という立ち位置に置かれている理由です。
この景品交換は全国のすべてのパチンコ店で行われているものですが名目上はパチンコ店と景品交換場は関連性のない違うお店ということになっています。(実際には大いに関連しているが…)
これが現在日本のパチンコ店における換金のシステムです。
パチンコにおける換金率とは?
パチンコで得た出玉をカウンターの特殊景品に交換し、景品交換所に持っていくと現金に変えることができますが、この時に得られる現金は店によって違うことがあります。この換金によって得られる額の値を換金率と呼びます。換金率は大きく分けて「等価」と「非等価」の2つに分類されます。文章ではわかりにくいので下記に図と例を用いて説明していきます。
等価とは
まず等価についての説明から入ります。等価店とは例えば4円パチンコを1玉4円で借り、その1玉を景品と交換し返った来た額が4円の店を指します。実際には1玉での交換はできませんが、少ない店で300円から交換することができます。
上の図では1000玉分の出玉を例に説明しています。1玉4円で玉を借りるコーナーを4円パチンコと呼びますが、この4円パチンココーナーでは1玉の価値は4円です。1玉4円の価値の出玉1000玉分を景品に交換すると4000円分の景品が手に入り、この4000円分の景品を交換し得た額が"玉数×4円"だった場合は「等価」ということになります。
非等価とは
一方の非等価とは4円パチンココーナーで1玉4円で玉を借り、1玉4円の価値の玉を1000玉交換して返ってきた額が4000円以下だった場合は非等価ということになります。上の例では1000発交換して返ってきたのが3000円ですので、1玉あたりの価値は3円ということになり換金率は「3円」となります。
非等価店の換金率は「3円」「3.5円」「3.8円」など様々ですが、大きく分けると等価以外のものを非等価と呼ばれます。また、換金の際に少量の手数料(数百円程度)が取られる店もありますが、この場合も非等価店として扱われます。
等価と非等価の違いやメリット・デメリット
パチンコにおける等価と非等価の違いがわかったところで等価と非等価それぞれのメリットとデメリットの説明に移りたいと思います。
等価店のメリットとデメリット
等価店の最大のメリットはやはり換金による損が1円も発生しない点と言えるでしょう。非等価店では換金すればするだけ損失が大きくなりますが、等価店ではいくら換金しても損はしません。ただ、デメリットがないかといえばそうでもありません。等価店のデメリットは非等価店に比べ釘調整が辛めになりやすい点にあります。まず、非等価店では換金してくれる分、換金ギャップによる利益が発生します。「非等価とは」の説明の4000円分の出玉を交換し返ってきた額が3000円な訳ですから差額の1000円は店の利益となります。等価店にはこの交換ギャップが無い分、スタートチャッカーへの入賞が減ったり、おまけポケットを削ったり、大当たりの出玉を削ったりと釘調整による穴埋めが行われます。
非等価店のメリットとデメリット
非等価店では客が交換するたびに利益が発生するため等価店と比べて釘調整を甘くすることができるため等価店より回らないイライラなどが少なく快適に遊戯できます。また、毎度換金することで損をすることを知っている客は換金せず会員カードなどに貯玉を行います。貯玉を行うということは再来店することを意味しているため店としては常連様を獲得しやすくなります。
等価店との付き合い方
等価店ではいくら換金しても換金ギャップはありません。逆に言うと貯玉するメリットも何も無いということになります。むしろ、等価店では貯玉しておくリスクというものも知っておかなければなりません。等価店における貯玉におけるリスクとは換金率の変化です。現在等価の店でも今後もずっと等価とは限りません。私が通っているパチンコ店でも何店舗かは予告なしに換金率が変わったこと度々あります。
そして、現在は全国的に非等価へと移行が進んでいる状況です。等価店に貯玉しておいたにもかかわらず久しぶりに行ったら3円になっていたなんてことになったら大損し兼ねません。等価店での貯玉は極力控え、貯玉する場合も大きい額を貯玉しないようにしましょう。
ポイント
非等価店との付き合い方
続いて非等価のパチンコ店との付き合い方ですが、非等価店との付き合い方には注意が必要です。先ほど交換するたびに損をするというお話をしましたが、裏を返せば非等価店の台に投資をしただけで損をすることに繋がります。
そうですよね?1000円入れて玉を打ち出さずに交換しても返ってくる額は少なくなってしまうのですから投資した時点で損をすることが確定してしまいます。つまり、非等価店ではなるべく交換しないことはもちろんの事、なるべく現金で投資しないということも重要となってきます。
逆に現金投資をせず、貯玉でプレイできれば等価店よりも良い調整を持ち玉で遊戯することができ、他の遊戯やよりも有利にプレイすることができます。
これらの理由から非等価店では今後の遊戯に必要な分は貯玉しておくことをおすすめします。
非等価店の貯玉で目安の玉数は?
非等価店では貯玉しておいたほうが有利なのはわかったがいったいどれくらいの貯玉が必要なのでしょうか?これは管理人の感覚になりますが、管理人が非等価店を使う場合はおよそ5万発から10万発は貯玉するようにしています。
なぜこれだけの玉数が必要になるのかというと1日で10万円以上負けることがあるからです。規制によりマックスタイプがなくなったとはいえミドルタイプでも引けない時は平気で10万円くらいなくなることがあります。稀ですが10万円負けが2日続けてくることもあります。
そのような場合でも一般客よりも決して不利になることなく遊戯するためにこれだけの貯玉を蓄えています。ただし、非等価店でも等価店と同様に換金率が変化するリスクがありますので溜め過ぎには注意しましょう。
ポイント
【まとめ】交換ギャップも年単位ではかなりの額になる
いかがでしたか?交換ギャップも今回は1000円を例にしているため小さく感じたかもしれませんが、額が大きくなったり小さな額でも年単位ではかなり大きな額になります。1年間に遊戯する量は人それぞれ違いますが月に1回以上パチンコに通っているのであれば絶対に貯玉をするべきです。
毎回換金してくれるお客様ほどパチンコ屋にとって美味しいお客様はいません。ただでさえ儲けているパチンコ店にこれ以上儲けさせる必要はないのですから1円でも養分にならないようできることからはじめてみましょう。